2010年07月15日

思い立ったが上吉日

最近、町田貞子さんの本にはまっています。
町田貞子さん。。。整理収納講座を受講したときに講師の先生のお話の中に出てきた方。
最近、読んでいるのが
思い立ったが上吉日
ひとつひとつの文章に
心動かされるのですが、
今日はその中のひとつ。
"思い立ったが上吉日”
という言葉。

この本のあとがきで、町田貞子さんの娘さんが書かれている文章の一節です。

”何かをやろうと決意したとき、どうしよう、やっぱりやめようか、でも私、やるのは今しかないと決めた、だけど、日が悪いのではないか・・・・・。などと迷うことがあります。
そんなとき、祖母も、そして実は母も、「思い立ったが上吉日」と言い、「やってごらんなさい。そこまで考えて、あなたが自分で決意したわけでしょう、やってみようって。そう思い立った恭賀、一番いい日です。やってみてダメだったら、また考えてやり直せばいいじゃない。やらないで後悔するより、やってみる。道は前にのびていますよ」”

”考えてみれば、私はこの言葉に励まされて生きてきたように思えます。今、私の心には「思い立ったが上吉日」の言葉がしっかり根付きました。親から子へと「言葉」が、そしてこの言葉の持つ意味、「自分が、自分の責任で自分の人生を創る」ということが確実に伝わったのです。祖母が母に伝え、いつのまにか母から私に伝わっている「生き方」を、今しみじみと感じています。”

いろいろ迷いもあるし、思うようにことが進まないこともあるし、
人生ほんといろいろです。
私は、母と兄の突然の死を目の当たりにして、
そこから、自分の人生、考えはじめました。
昨日まで、いえ、ついさっきまで、生きていた人が、
次の瞬間、物言わなくなってしまう。
そんなことが、現実にありえるということ。

今でも、病院での母や兄の顔を思い出すし、
今でも、どうして、あのとき、もっと話しなかったのか とか
どうして、また今度・・・とか言ってしまったのか
悔やんでしまいます。
悔やんだところで、逝ってしまった人は還ってこないのにね。

もう、あんな思いはしたくない。
だから、今、できることをひとつひとつこなしていこう。
だから、この本の
「思い立ったが上吉日」
この言葉を読んだとき、
こんな風に考えて生きている人もいるというのは、
決して、自分の思いというのは、間違いじゃないということ。
そんな風に感じさせてくれました。

「自分が、自分の責任で自分の人生を創る」
ということ。

はやとちりもするし、
いらんことをしゃべってしまったりするし、
どうしよう~というような失敗もする。
けれど、
やらないで後悔するよりも、やってみる。

いろいろ考えてうじうじしても、
人はいつか死を迎えます。
突然、ぷちっと生を断ち切られることを思えば、
今、できることをやってみる。

自分のアンテナをいろいろな方向へ傾けることによって
この世界は、いろいろな指針に溢れているということ。

今日の思ったこと。



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Posted by めるちゃん  at 00:30 │Comments(0)好きな本

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