2010年07月26日
アダルト・エデュケーション 村山由佳
朝の新聞広告の言葉
”欲望に忠実になると、人生は間違いなくしんどい。そのしんどさに耐えられる心と、生じうる結果に対して落とし前をつける覚悟のある者だけが、自らのほんとうの望みに忠実になることを許されるのだ。”
この言葉に惹かれて、買ってしまいました。。。

とても人気なのか、本屋さんにはこれが最後の一冊でした。
中身は。。。ちょっと、口では説明できないかも。
惹かれる方は、本屋さんへGO~。
村山由佳さんの公式サイトより
・・・・・・・・・・・・・・以下引用
【ただ、恋、だったのだ。そんな凶暴なものに、誰が抗えるだろう。】
植えつけられた罪悪感なら捨てた――。
秘めた願望を実行したら、新しくなった自分を知った。
覚悟を決めた12の恋の行方。
最新連作小説。
というわけで。
一年間、女性誌『GINGER』に毎月連載していた短編小説が、このたび一冊にまとまりました。
年齢も境遇も性格も違う十二人の女性たち、それぞれの、激しくもせつない恋愛模様を描いた作品集です。
『ダブル・ファンタジー』に引き続き、性愛の問題、とくに世間的にはタブーとされがちな恋や性のかたちにもあえて踏みこんだ内容となっています。道徳的な先入観が強い人は、一話、二話、たぶん三話目くらいまで読んだところで、何これ…… と眉をひそめるかもしれません。
でも、ほんとうはそういう人にこそ読んでもらいたい。
私自身も決して、したいことなら何をやってもいい、などとは思っていません。むしろ、モラルとかタブーの意識は人並み以上に強い人間だと思います。いい子ちゃんの優等生だったから、おかげでそれゆえのラクさも、それゆえのしんどさも両方味わってきました。
だけど、そのタブーやモラルの感覚っていったい、どこから来たものなのか。
どこから来たもへったくれもない、人としてあたりまえのことだからみんな破らないようにして守ってるんだよ、というのは間違いです。あくまで一例ですが、今は日本において「あたりまえ」とされている一夫一婦制だって、ほんのちょっと歴史をひもとけば実はものすごく新しい制度であり概念だということがわかります。
つまり、「人として守ってあたりまえの常識」は、決して不可変のものではない、ということです。「正しい」も「正しくない」も、ころころ変わっていくものだ、ということです。
「当然」 してはいけないこと。
「反射的に」 嫌悪を覚えること。
「考えるまでもなく」 とんでもないこと――。
そういう、あなたの中の正義や禁忌の意識は、いったいいつのまに、どこから植え付けられたものなのか。何を根拠に、自分の理解できない相手を断罪しようとするのか。
そんなこと、一度も考えたこともなければ疑う必要性も感じない、という人はある意味幸せかもしれません。
けれど私は、現実の生活の中ではめったに侵されることのない「常識」の部分に、小説で揺さぶりをかけてみたかった。それが、正直なところです。
読んで、大いに眉をひそめて下さい。
ムラヤマ、17年目にして初の連作短編集、
『アダルト・エデュケーション』
――劇薬 ・ 取り扱い注意、です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今まで自分が 当たり前 当然 と思っていたことが、
実は、そうではないということ。
そこから、自分の中の善悪 正しいかそうでないか という
ラインはどこからできたものか?
村山由佳さんのこの文章
とても共感を覚えます。
自分は自分の心を解放したいと思ってる
その先にあるものを見てみたいと思っている
だけど、現実問題、したいことを気の向くままにするなんてことは
出来ません。
読後の感想は、
共感を覚える部分と
こういう人もいるのねという客観的な部分と
両方。
村山由佳さん、おいしいお茶の入れ方 だったっけ??
あのイメージがあったのですが、
こちらは、また、全然、違った感じで、
心の奥深くまたその奥の深層心理に迫ってきそうな感じ。
果たして 自分は??
どうなんでしょうかねえ~。
”欲望に忠実になると、人生は間違いなくしんどい。そのしんどさに耐えられる心と、生じうる結果に対して落とし前をつける覚悟のある者だけが、自らのほんとうの望みに忠実になることを許されるのだ。”
この言葉に惹かれて、買ってしまいました。。。

とても人気なのか、本屋さんにはこれが最後の一冊でした。
中身は。。。ちょっと、口では説明できないかも。
惹かれる方は、本屋さんへGO~。
村山由佳さんの公式サイトより
・・・・・・・・・・・・・・以下引用
【ただ、恋、だったのだ。そんな凶暴なものに、誰が抗えるだろう。】
植えつけられた罪悪感なら捨てた――。
秘めた願望を実行したら、新しくなった自分を知った。
覚悟を決めた12の恋の行方。
最新連作小説。
というわけで。
一年間、女性誌『GINGER』に毎月連載していた短編小説が、このたび一冊にまとまりました。
年齢も境遇も性格も違う十二人の女性たち、それぞれの、激しくもせつない恋愛模様を描いた作品集です。
『ダブル・ファンタジー』に引き続き、性愛の問題、とくに世間的にはタブーとされがちな恋や性のかたちにもあえて踏みこんだ内容となっています。道徳的な先入観が強い人は、一話、二話、たぶん三話目くらいまで読んだところで、何これ…… と眉をひそめるかもしれません。
でも、ほんとうはそういう人にこそ読んでもらいたい。
私自身も決して、したいことなら何をやってもいい、などとは思っていません。むしろ、モラルとかタブーの意識は人並み以上に強い人間だと思います。いい子ちゃんの優等生だったから、おかげでそれゆえのラクさも、それゆえのしんどさも両方味わってきました。
だけど、そのタブーやモラルの感覚っていったい、どこから来たものなのか。
どこから来たもへったくれもない、人としてあたりまえのことだからみんな破らないようにして守ってるんだよ、というのは間違いです。あくまで一例ですが、今は日本において「あたりまえ」とされている一夫一婦制だって、ほんのちょっと歴史をひもとけば実はものすごく新しい制度であり概念だということがわかります。
つまり、「人として守ってあたりまえの常識」は、決して不可変のものではない、ということです。「正しい」も「正しくない」も、ころころ変わっていくものだ、ということです。
「当然」 してはいけないこと。
「反射的に」 嫌悪を覚えること。
「考えるまでもなく」 とんでもないこと――。
そういう、あなたの中の正義や禁忌の意識は、いったいいつのまに、どこから植え付けられたものなのか。何を根拠に、自分の理解できない相手を断罪しようとするのか。
そんなこと、一度も考えたこともなければ疑う必要性も感じない、という人はある意味幸せかもしれません。
けれど私は、現実の生活の中ではめったに侵されることのない「常識」の部分に、小説で揺さぶりをかけてみたかった。それが、正直なところです。
読んで、大いに眉をひそめて下さい。
ムラヤマ、17年目にして初の連作短編集、
『アダルト・エデュケーション』
――劇薬 ・ 取り扱い注意、です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今まで自分が 当たり前 当然 と思っていたことが、
実は、そうではないということ。
そこから、自分の中の善悪 正しいかそうでないか という
ラインはどこからできたものか?
村山由佳さんのこの文章
とても共感を覚えます。
自分は自分の心を解放したいと思ってる
その先にあるものを見てみたいと思っている
だけど、現実問題、したいことを気の向くままにするなんてことは
出来ません。
読後の感想は、
共感を覚える部分と
こういう人もいるのねという客観的な部分と
両方。
村山由佳さん、おいしいお茶の入れ方 だったっけ??
あのイメージがあったのですが、
こちらは、また、全然、違った感じで、
心の奥深くまたその奥の深層心理に迫ってきそうな感じ。
果たして 自分は??
どうなんでしょうかねえ~。