2010年04月29日
ジョージナカシマ記念館
先日、前々から気になっていた、
ジョージナカシマ記念館へ行ってきました。
ちょうど、仕事の通り道で、なかなか、時間的に
訪れることができなかったのと、
日・祝日は、休みっぽくて、
ほんとに、ようやくと言った感じでした。

中に入ると、やっぱり木の匂い。
二階が展示スペース。
一階が喫茶スペース。
館長さん?が、丁寧に一つ一つ、説明してくれました。
コノイドチェアーという写真右の椅子。
緻密な角度で一本の足で支えられている椅子。
左の肘掛のあるラウンジチェアー。
どれも、座り心地のよい、
本当にくつろげる椅子でした。
お値段の方も何十万とするそうですが、
館長さんによると、
代々受け継がれていくものという観点から見ると
そんなに高くはないでしょうとのこと。
家造りにしてもそう。
昔の家は、繕いを重ねながら
代々受け継がれていった。
何代か前の先祖が育てた木で家を建てる。
時を重ねて、受け継がれていくもの・・・。
いろいろ、考えてしまいます。

帰りに買った本。
あとがきの中の一説。
”私の人生は、心理に輝く小さな先鋒を見つけ出そうと、世界のあちこちの、山の斜面に転げ落ちている岩くずを踏み越えて歩いた、長い探求の道程であった。”
”独自のやり方で私の家族と私は、地下にもぐっているだから我々は、現代の風習や慣例、経済や制度とは、ほとんど関係を持っていない。我々家族は、もっとも現実的な方法、ものを作るということで、ほんとうの心理を捜し求めている。”
”孤独を愛し、家族と結び合い、一つ一つ石を積み上げ、木の一片一片との近親関係を求め、最後には空間の内的な秩序を作り出していく、こういうやり方以外に、私には方法がない。私はそうすることで、木材を有用なものに、そしておそらく、自然がほほえみかけた時には美しいものに、形づくりながら、少しずつ少しずつ安らぎと喜びを、見つけ出している。”
館長さんが、
今、瀬戸内国際芸術祭のように、アートが花開こうとしているが、
そのきっかけは金子知事だったのですよ
と教えてくれました。
金子知事が、香川に、イサム・ノグチや流政行、ジョージナカシマ・・・引き寄せ、今の香川のアートを造りだしたのですよ
とのこと。
そして、ジョージナカシマとこの桜製作所を結びつけたのも
金子知事だったとのこと。
そして、桜製作所で、ジョージナカシマは
日本の家具作りの手法を見て、
今までは、ビス打ち・ダボ栓の組立から、
日本古来のほぞを組んで、釘を使わず、組立てるようになったとのこと。
人の縁とは、ほんとに不思議です。
今、自分はここにいるのだけれども、
その先にあるものを、
探し続けているのかもしれません。
ジョージナカシマさんの本を読んで、
改めて、感じたこと。
近くに、こんなにいい場所があったこと
知らなかったのが勿体無い。
また、時間のとれるときに
今度は、
写真の椅子に座って、
ゆっくりと、
お茶を飲みたいものです。
ジョージナカシマ記念館へ行ってきました。
ちょうど、仕事の通り道で、なかなか、時間的に
訪れることができなかったのと、
日・祝日は、休みっぽくて、
ほんとに、ようやくと言った感じでした。

中に入ると、やっぱり木の匂い。
二階が展示スペース。
一階が喫茶スペース。
館長さん?が、丁寧に一つ一つ、説明してくれました。

コノイドチェアーという写真右の椅子。
緻密な角度で一本の足で支えられている椅子。
左の肘掛のあるラウンジチェアー。
どれも、座り心地のよい、
本当にくつろげる椅子でした。
お値段の方も何十万とするそうですが、
館長さんによると、
代々受け継がれていくものという観点から見ると
そんなに高くはないでしょうとのこと。
家造りにしてもそう。
昔の家は、繕いを重ねながら
代々受け継がれていった。
何代か前の先祖が育てた木で家を建てる。
時を重ねて、受け継がれていくもの・・・。
いろいろ、考えてしまいます。

帰りに買った本。
あとがきの中の一説。
”私の人生は、心理に輝く小さな先鋒を見つけ出そうと、世界のあちこちの、山の斜面に転げ落ちている岩くずを踏み越えて歩いた、長い探求の道程であった。”
”独自のやり方で私の家族と私は、地下にもぐっているだから我々は、現代の風習や慣例、経済や制度とは、ほとんど関係を持っていない。我々家族は、もっとも現実的な方法、ものを作るということで、ほんとうの心理を捜し求めている。”
”孤独を愛し、家族と結び合い、一つ一つ石を積み上げ、木の一片一片との近親関係を求め、最後には空間の内的な秩序を作り出していく、こういうやり方以外に、私には方法がない。私はそうすることで、木材を有用なものに、そしておそらく、自然がほほえみかけた時には美しいものに、形づくりながら、少しずつ少しずつ安らぎと喜びを、見つけ出している。”
館長さんが、
今、瀬戸内国際芸術祭のように、アートが花開こうとしているが、
そのきっかけは金子知事だったのですよ
と教えてくれました。
金子知事が、香川に、イサム・ノグチや流政行、ジョージナカシマ・・・引き寄せ、今の香川のアートを造りだしたのですよ
とのこと。
そして、ジョージナカシマとこの桜製作所を結びつけたのも
金子知事だったとのこと。
そして、桜製作所で、ジョージナカシマは
日本の家具作りの手法を見て、
今までは、ビス打ち・ダボ栓の組立から、
日本古来のほぞを組んで、釘を使わず、組立てるようになったとのこと。
人の縁とは、ほんとに不思議です。
今、自分はここにいるのだけれども、
その先にあるものを、
探し続けているのかもしれません。
ジョージナカシマさんの本を読んで、
改めて、感じたこと。
近くに、こんなにいい場所があったこと
知らなかったのが勿体無い。
また、時間のとれるときに
今度は、
写真の椅子に座って、
ゆっくりと、
お茶を飲みたいものです。