2011年02月17日
四十九日のレシピ
先日の、NHKのTV
”四十九日のレシピ”
NHKのHPより
”私がいなくなっても、あなたが明日を生きていけるように・・・。
母の乙美が亡くなって2週間後、百合子は実家に戻ってきた。父・良平を気遣っての里帰り・・・ではなく、
夫との離婚を決意しての帰郷だった。ところがそこに、井本と名乗る20歳の女の子と日系ブラジル人の青年ハルミが加わって、乙美の四十九日の法要までの期限付きで、ちょっと変わった4人の生活が始まる。”
原作者の言葉

主人公百合子は子供ができず、夫には愛人ができ、愛人が妊娠したことを知り、離婚届に印を押して、実家に帰ってきます。
継母の乙美には、素直になれなかったような感じ。
TVの冒頭で、父親の良平(伊藤四郎)が、葬式後、家の事何もせず、寝ては起きの生活で、あちこちにゴミが散乱、らくだ色の股引で生活している様子が出た瞬間、実家の父の姿とオーバーラップしてしまいました。
で、また、なくなった乙美のくるっくるっとかけたパーマ姿がこれまた、亡くなった母の姿にオーバーラップしてしまい、
またまた、母親に素直じゃない百合子が自分の姿にオーバーラップしてしまい、
しょっぱなから、うるうるとなってしまったのでした。
引用させていただいた原作者の言葉にあるように
”家族とは?”
”愛とは?”
”生きる意味とは?”
普段は、日常の多々のことに追われて、考えることあまりありません。
やけど、それが、人の死であったり、人生の岐路にたったとき、
考えざるをえないことなのかもしれません。
次の日、本屋さんで、原作を買って、一気に読んでしまいました。
ちょうど、百合子さんと同じ世代の自分。
ほんとに、本の中に入り込んでしまいました。
その中の一節
"私たちは、テイクオフ・ボード。
跳び箱の踏み切り板。
思い切り走って、板を踏み切って箱を飛んだら、もう思い出さなくていい。
過去を飛び越えたことに自信を持って、まっすぐに走っていけばいいんです
親が子を支えるように、みんな、誰かの踏み切り板になって、次の世代を前に飛ばしていく。
私も誰かのテイクオフ・ボード。
生きている、生活をする。気にかけることがあり、気にかけてくれる人がいる。
それだけで、人は誰かを飛ばし、飛ばしてもらい、一緒に前に進んでいる気がします。
それは無数のテイクオフ・ボード。
お互い様。”
母の人生。母は、幸せだったのだろうか?
もっと、聞きたいこと、聞いてもらいたいことあった。
母の足跡・兄の足跡、たぶん、空白が多いだろうな。
遺品を整理していて、見つけたこともあって、
後悔先に立たず・・・・。
だけど、その思いを持って、次へ飛ばしていくこと。
未来を考えなければ。
毎日の、当たり前の何気ない日常を愛おしく大切に、
そんな毎日を送ろう。
この本を読んで、そんな風に感じました。
よく見ると、この作者 伊吹有喜さん、年が近い?。
だから、共感するところ多かったのかなあ。
”四十九日のレシピ”
NHKのHPより
”私がいなくなっても、あなたが明日を生きていけるように・・・。
母の乙美が亡くなって2週間後、百合子は実家に戻ってきた。父・良平を気遣っての里帰り・・・ではなく、
夫との離婚を決意しての帰郷だった。ところがそこに、井本と名乗る20歳の女の子と日系ブラジル人の青年ハルミが加わって、乙美の四十九日の法要までの期限付きで、ちょっと変わった4人の生活が始まる。”
原作者の言葉

主人公百合子は子供ができず、夫には愛人ができ、愛人が妊娠したことを知り、離婚届に印を押して、実家に帰ってきます。
継母の乙美には、素直になれなかったような感じ。
TVの冒頭で、父親の良平(伊藤四郎)が、葬式後、家の事何もせず、寝ては起きの生活で、あちこちにゴミが散乱、らくだ色の股引で生活している様子が出た瞬間、実家の父の姿とオーバーラップしてしまいました。
で、また、なくなった乙美のくるっくるっとかけたパーマ姿がこれまた、亡くなった母の姿にオーバーラップしてしまい、
またまた、母親に素直じゃない百合子が自分の姿にオーバーラップしてしまい、
しょっぱなから、うるうるとなってしまったのでした。
引用させていただいた原作者の言葉にあるように
”家族とは?”
”愛とは?”
”生きる意味とは?”
普段は、日常の多々のことに追われて、考えることあまりありません。
やけど、それが、人の死であったり、人生の岐路にたったとき、
考えざるをえないことなのかもしれません。
次の日、本屋さんで、原作を買って、一気に読んでしまいました。
ちょうど、百合子さんと同じ世代の自分。
ほんとに、本の中に入り込んでしまいました。
その中の一節
"私たちは、テイクオフ・ボード。
跳び箱の踏み切り板。
思い切り走って、板を踏み切って箱を飛んだら、もう思い出さなくていい。
過去を飛び越えたことに自信を持って、まっすぐに走っていけばいいんです
親が子を支えるように、みんな、誰かの踏み切り板になって、次の世代を前に飛ばしていく。
私も誰かのテイクオフ・ボード。
生きている、生活をする。気にかけることがあり、気にかけてくれる人がいる。
それだけで、人は誰かを飛ばし、飛ばしてもらい、一緒に前に進んでいる気がします。
それは無数のテイクオフ・ボード。
お互い様。”
母の人生。母は、幸せだったのだろうか?
もっと、聞きたいこと、聞いてもらいたいことあった。
母の足跡・兄の足跡、たぶん、空白が多いだろうな。
遺品を整理していて、見つけたこともあって、
後悔先に立たず・・・・。
だけど、その思いを持って、次へ飛ばしていくこと。
未来を考えなければ。
毎日の、当たり前の何気ない日常を愛おしく大切に、
そんな毎日を送ろう。
この本を読んで、そんな風に感じました。
よく見ると、この作者 伊吹有喜さん、年が近い?。
だから、共感するところ多かったのかなあ。
